例題パターン集 — 「初めての彼氏のキーホルダー」の仲間たち(2026-08-18)
宣材・説明書・カード裏の例・SNS連作・TV企画用の「品物×裏事情」例題ストック。未実装(アイデア置き場)。 選定基準:①本体は安い(私情の割合が可視化される)②事情が一文で言える ③査定が割れる ④水位ガイドライン内(身体・性・遺品NG、本人が笑って出せる範囲)。
A. 身近版(本命)— いまポケットと財布に入っているものサイズ
事情も「事件」ではなく、誰にでもある小声の事情(なんとなく/捨てられない/これだけ使っちゃう)で。
| # | 品物 | 裏事情(一文) | 査定が割れるポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | 画面の割れたスマホ(のケース) | 割れてから2年たつけど、なんか変えられない | 「早く替えなよ」派と「わかる」派で真っ二つ |
| 2 | 家の鍵についてる謎のマスコット | 誰にもらったか思い出せないのに、外せない | 出どころ不明の愛着に、値段はつくのか |
| 3 | 財布の奥のプリクラ | 高校のとき撮ったやつが、財布を替えても生き残ってる | 本人は「なんとなく」。査定士は「それ、なんとなくじゃないでしょ」 |
| 4 | 使いかけのリップクリーム | 3本持ってるのに、いつもこの1本しか使わない | 残り2本の立場も査定に入るのか |
| 5 | 片方だけのイヤホン | 片方なくして半年。捨てるふんぎりがつかない | 機能半分、未練は満額 |
| 6 | スタンプあと1個のポイントカード | 引っ越したから、もうその店に行けない | 永遠に完成しないカードの価値 |
| 7 | 書き味が一番いいボールペン | どこかでもらってきちゃったやつが、私物のエースになってる | 0円で入手した物に、いくらつける? |
| 8 | 電池の止まった腕時計 | 止まってるけど、着けてると落ち着く | 時計としては0円、装備としては? |
| 9 | 3年生き残ってるビニール傘 | 何本も買い替えてきたのに、こいつだけ帰ってくる | ビニ傘に個体愛は成立するのか |
| 10 | 学生時代から同じパスケース | 中身の定期は何度も変わったけど、ガワはずっとこれ | 経年は減点か、年輪か |
| 11 | 穴があきかけてる靴下 | いちばん履いてる。勝負の日もこれ | 「勝負靴下」の申告で査定が動く瞬間を見たい |
| 12 | カバンの底のエコバッグ | レジ袋有料化の日に慌てて買ったのが、5年の相棒に | 成り行きで始まった関係の値段 |
| 13 | 断線しかけの充電ケーブル | 角度を探せばまだいける。この角度は私しか知らない | 「私しか使えない」は価値か、ゴミの言い訳か |
| 14 | 去年のお守り | 新しいのを買ったのに、去年のも外せずに2個つけてる | 神様2年分の査定。返納すべき派と割れる |
B. ドラマ強め版(宣材・TV・SNS連作向け)
卓の実戦よりは、画になる・記事になる用途のストック。
| # | 品物 | 裏事情(一文) | 型 | 査定が割れるポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ボロボロのぬいぐるみ | ゲーセンで3万円溶かして取った | サンクコスト | 本体500円。「かけた金額」は価値か、傷か。内訳レシートの模範例 |
| 2 | 夏フェスのリストバンド | 別れた恋人と行った、最後の夏 | 未練 | 高く買って供養してあげるか、0円で「捨てなよ」と言うか |
| 3 | 使っていない腕時計 | 初任給で無理して買った | 自慢・節目 | 物語の定番。相場と思い出のどちらに寄せるかが人で割れる |
| 4 | よれよれのネクタイ | これで30社落ちて、31社目に受かった | 験担ぎ・戦友 | 縁起が悪いのか、最強のお守りなのか |
| 5 | 下手な似顔絵 | 子ども(or 甥姪)が初めて描いてくれた。全然似てない | 家族・無償の宝 | プライスレス禁止ルールが最も苦しくなる1枚。0円でも億でも荒れる |
| 6 | ダサいセーター | 母が勝手に買ってきた。一度も外で着ていない | 家族・愛憎 | 母の愛は加点か、ダサさは減点か |
| 7 | 謎の木彫りの置物 | 海外旅行でぼったくられて買った | 自虐・失敗談 | 高く査定されると本人が救われる。笑いながら値切れる |
| 8 | サイズの合わないTシャツ | 痩せたら着ると決めて3年目 | 希望と現実 | 未来への投資か、現実逃避か。本人の納得価格に性格が出る |
| 9 | ボロボロのグローブ(or シューズ) | 部活の引退試合で最後に使った | 青春 | 他人には無価値、本人には殿堂入り。差が最大化しやすい |
| 10 | 推しのライブTシャツ | 当選倍率50倍の現場で着ていた | 推し | 推し文化圏か否かで査定が二極化する |
| 11 | 5円玉 | 宝くじ売り場の前で拾って以来、財布から出せない | 験担ぎ・迷信 | 本体5円。事情だけで値段がつく純粋実験 |
| 12 | 同じマグカップ2個目 | 寝ぼけてポチってまったく同じ物が届いた | 無意味・脱力 | 事情がマイナスに働く珍しい型。0円査定の練習台 |
| 13 | 寄せ書きの色紙 | 前の職場の送別会でもらった。自分の名前が誤字 | 微妙な思い出 | 温かさと雑さの混合。笑いの安全地帯 |
| 14 | 役目を終えたお守り | 合格祈願。もう卒業した | 節目・処分に困る | 神様価格の査定という誰も経験のない領域 |
使い分けメモ
- 説明書・カード裏の例はA(身近版)から採る。「その場で自分のポケットを探れば同じものがある」ことが、遊びの敷居を下げる本体。Bを説明書に載せると「ドラマチックな私物がないと遊べない」という誤解を生む
- Aの事情の型=「なんとなく」「捨てられない」「これだけ使っちゃう」。この3語はカード裏の質問例にも転用できる(「なんで捨てないんですか?」「いつからそれだけ使ってます?」)
- B-1(ゲーセンぬいぐるみ)は内訳レシート(本体500円/事情2万9500円)の宣材例に最適
- B-5(似顔絵)・A-7(もらいものボールペン)は「プライスレス受付不可」「0円は立派な査定」の説明例として使える
- SNS連作「〇〇円で買います。あなたの△△。」の△△にはA・B全件代入可能。Aは共感型(わかる)、Bは事件型(見たい)として投稿を混ぜる
- カード(買取依頼カード)の品目とは役割が違う点に注意:カードは「品目の指定」(例:験担ぎにしているもの)、例題は「品物+事情の完成形」。例題はカードの裏の質問例や、説明書・宣材の描写に使う